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- 水のいのちとものづくり中部フォーラムとは
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運営について
1.フォーラムの目的
本フォーラムは、中部の持つ水技術や、水との関わりの経験を、水問題解決のためのソリューション・パッケージの形に昇華し、中部発のビジネス展開につなげるとともに、地域や国際社会の発展に貢献していくことを目的とする。
2.フォーラムの概要
本フォーラムは、中部地域の水処理技術等を有する企業、治水・利水事業に関わる企業、商社などの非 製造業、水を多様な面で利用してきた経験を持つ中部の誇る製造業企業などを主力メンバーとする。併せて、国、地方自治体、学識経験者、各種団体、中部地域 以外の企業等の参加と協力を得て、フォーラムを構成する。
フォーラムは参加メンバーの自主的な運営によるものとし、各メンバーは主体的に活動に取り組む。中心的なテーマは水に関するビジネス展開であるが、地域貢献事業、国際貢献事業等についても積極的に取り組む。
活動内容
- メンバー間の意識の摺り合わせ、方向性の共有のための講演会、勉強会や意見交換会の開催
- 水のソリューション・パッケージ構築のための各種調査・情報収集(ニーズ調査、シーズ調査、資金調達方法の検討等)
- 実行可能性が高いとみられるパッケージ試案の策定、ビジネス展開の主体となる企業連合体の形成
- 特別目的会社(SPC)の設立への支援 等
また、水の安全保障戦略機構の「チーム水・日本」メンバーとしての活動や、見本市などイベント開催による中部の持つ水技術の対外アピールなどの、対外的な働きかけも行っていく。
将来的には、中部の企業が全世界を対象に、強い競争力を持って、あらゆる水関係のソリューションを提供する、“日本版水メジャー”を目指す活動を支援する。
3.組織構成と役割
組織の活動内容(5.「活動内容」参照)
会議 | 活動内容 |
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総会 | フォーラムの意思決定機関 |
プロジェクト立案チーム | 総会に上程する議案およびその他重要事項を審議 フォーラム事業全般の実行管理 |
パッケージ検討部会 |
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↓ | |
会議 | 活動内容 |
特別目的会社(SPC)の設立等 |
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4.フォーラムが取り組む事業
(1)国内・海外水ビジネス展開に関するニーズ・シーズ情報収集
- ビジネスとして取り組む価値のある内外の水問題に関する情報収集(ニーズ把握)
- 中部地域における水問題解決技術の体系化(シーズ把握)
- 中部地域の市町村へのフィールド提供の意向調査(アンケート)
- 中部発の先進的取り組み事例の調査
(2)国内・海外水ビジネス展開に向けたビジネス・パッケージの検討
- 対象地域の状況に対応したビジネス・パッケージの検討、提案
- パッケージの実現可能性の評価、実現の手順の検討
- パッケージ実現に適用可能なファイナンスの仕組みの検討
- 新規の相手国・地域の調査(インド等)
(3)国内・海外水ビジネス展開に関係する研究開発支援
- 中部地域でのパッケージの実証実験(ex.堀川などでの実証実験)支援
- 大学等専門研究機関との共同研究体制の構築支援
- 豊橋市における下水道実証事業のPPP(パブリック・プライベート・パートナーシップ)申請支援
(4)水に関する教育など人材育成支援
(5)国内・海外水ビジネスの実展開段階における各種支援
- 中部地域で実証されたパッケージの国内展開(ex.中部以外の行政機関等への売り込み)支援
- 海外パッケージ展開時の在外大使館等への支援の働きかけ
- 国土交通省が各国と実施している二国間会議の情報提供
- 新たなプロジェクトへの支援の予算確保
JICA(ODA)、国土交通省(下水道実証事業、プロジェクト形成調査等)、経済産業省(NEDO)、公益の基金等 - JETRO、JICA、本省など関連組織との連携に関する働きかけ
(6)その他、メンバー間の情報共有、対外広報等、水ビジネス展開に関連する事業
- 水問題に関わる各種講演会、勉強会等の実施
- メンバー間の意見交換会等の実施
- フォーラムの活動成果の対外広報
- 見本市、シンポジウム等の開催
5.活動内容
Ⅰ.定例総会(年1回、フォーラムの意思決定機関)
1.報告する事項
本年度の事業活動と収支決算、来年度の事業計画と収支予算、規約の改正、その他の事項など
2.議事進行
会長が務める。
3.招集の対象
全会員
Ⅱ.幹事会(随時開催 総会に上程する議案およびその他重要事項を審議 フォーラム事業全般の実行管理)
1.審議する事項
本年度の事業報告と収支決算、来年度事業計画と収支予算、役員の改選・選任、規約の改正、その他の重要事項など
2.議事進行
事務局長が務める。
3.招集の対象
幹事会会員
<プロジェクト立案チーム>
1.対象メンバー
幹事会会員(情報収集・情報発信チーム、パッケージ検討チーム、国内展開支援チーム、研究開発・人材育成チーム)
2.活動内容
- 毎年度の事業計画および重点事業、実行可能性のあるパッケージ試案のたたき台を作成(事務局との共同作業)
- 幹事会において決定された事業計画に基づき、取り組むパッケージ試案の検討・策定に取り掛かる。
3.各チームによる打合せ
(一例)
- 勉強会、意見交換会等を中心に活動(例:水問題専門家や中央省庁の講師を招き、講師を囲んで意見交換を行う。)
- 会を重ねながら、中部の企業・団体が展開できる・実現しそうな事業を見出していく。
- 検討項目(例):対象地域の絞込み(先進国、アジア等の新興国、後進国、国内など)
- 対象分野の絞込み(工業用水、上下水道、河川など)
- 必要な要素技術、中部におけるシーズの有無など
- 活用できそうな公的助成案件の検討
- パッケージ試案に賛同いただける幹事会会員、特別会員、一般会員(この場合特別会員に格上げ)によりチームが構成され、活動が始まる。
- 実現可能性の評価、実現の手順の検討
- 報告書・申請書の作成など
(その他)
- 大学等研究機関との共同研究体制の構築検討
- イベント等企画
必要に応じて、見本市、シンポジウムなどの行事や対外広報を企画する。 - 講演会、セミナーの企画・開催